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理想の間隔

by 唐草 [2020/02/22]



 毎日ネットでさまざまなマンガを読んでいる。ぼくが読んでいる作品は週刊連載のものが多い。
 確かに週刊が大多数だが、世の中には様々なペースの連載作品がある。新聞4コマ漫画のように日刊連載のマンガもあれば、毎日更新されるマンガアプリに月イチで掲載される月刊連載もある。紙の雑誌よりも柔軟に掲載作品を調整できるアプリを活かして週2回更新のマンガもあれば、特定の曜日に掲載されると表示されているのに事実上の不定期連載になっている作品もある。
 毎日現れては消えていく数多くのマンガがある。読むと言うより消費されていると言ったほうが現状を適切に表現できるのかもしれない。ぼくも両手の指では数え切れないぐらいの連載に目を通しているが、作品への思い入れは濃淡が激しい。
 最新話が公開されるのを心待ちにしている作品もある。そこまでの熱意はなくても、最新話が掲載されているのを見ると嬉しくなる作品もある。一方で、「○曜日は掲載数が少ないから時間つぶしに読む」という消極的な理由でページをめくるマンガもある。
 厄介なのは月刊連載だ。月刊連載は気をつけていないと掲載日を見落とすリスクがあるが、それは些細なこと。ぼくが危惧しているのは、最新話を読んだときに話しについていけなくなることの方だ。
 ぼくの頭は1ヶ月前に読んだ話を克明に記憶していられるほど冴えてはいない。1ヶ月ぶりに物語を目にして首を傾げてしまうことも少なくない。記憶を維持するにしても、ワクワクを継続するにしても1ヶ月という期間は長すぎる。
 じゃあ、どれぐらいのペースでの連載が理想的なのだろう?
 日刊とか週複数回更新のマンガは4コマのように短いものが多い。作家への負担を考えれば致し方がないのだが、やはり読み応えに欠ける。20ページぐらいの週刊連載は読み応えもあるし、中身を忘れることもない良いペースだ。でも、多忙を極めるせいか絵に不安定さが残る印象が少なくない。月刊連載は、絵も丁寧で話も面白いが。ぼくの記憶力ではついていけない。
 そう考えると、ぼくにとってのベストな連載間隔は隔週なのかもしれない。話を忘れることもないし、丁寧で読み応えのある量のページが掲載されている。そう言えば、最近一番楽しみにしている作品も隔週更新だったな。