by 唐草 [2020/09/27]
楽しく生産性まで高かったぼくの在宅勤務も今日まで。月曜日からは通勤再開となる。個人的には未来永劫この勤務スタイルを続けたいと願っている。でも、ぼくの願いはワガママと解釈されてしまうのが実情。今まで休日対応だってしてきたのに、ひどい仕打ちである。
通勤再開と言っても、週5ではなく週1か週2で済むからまだマシである。出社しても「通勤時の密を避ける」を口実に時短業務で帰ってこようと企んでいる。始業を遅らせる口実も早めに見つけたいものである。まだいいアイディアが浮かんでいないが、きっと突破口はあるはずだ。
一度でも楽を知ってしまうとそこから抜け出すことは容易ではない。自分の持てる力のすべてを発揮してでも楽を維持しようとしたくなる。こういう楽することへの工夫と情熱こそ凝り固まった先入観に風穴を開けるきっかけになるし、これからの時代に必要なものだととぼくは固く信じている。
当たり前として疑うことなく受け入れていた通勤だが、改めて細部まで見直してみると新しい時代に合わせて改められる要素はいくつもあるように見えてくる。
今、ぼくが考えているのが定期券についてである。
通勤には定期券が欠かせない。先行まとめ買いなので料金的にもお得だし、きっぷを買う手間やIC乗車券をチャージする手間もなくなる。金銭的にも時間的にも定期券は、ぼくらの強い味方だった。それも過去の話となるかもしれない。
お得なのは毎日通勤している場合だけ。来週からのぼくのように週2回ぐらいだとお得感がまったくなくなる。それどころか、かえって割高になってしまう。計算してみると割引率の良いJRでも週3回以上利用しないと損になる。
いくら勤め先から定期代を支給されているとは言え、この状況で定期券を買うのはバカらしい。まるでJRに献金しているようなもの。それだったら、定期券を買わずに浮いたお金でマスクや除菌用アルコールを買ったほうが勤め先に貢献できるような気がする。
と言うわけで、ぼくの新しい通勤の形の第一歩は定期券との決別になりそうだ。