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メールソフトは?

by 唐草 [2021/03/09]



 ぼくはコンピュータオタクであることは疑いようがない。
 コンピュータオタクは、世間からは無造作に十把一絡げにされている。それは外部からの見解に過ぎない。足を踏み入れてみると多様な派閥があることが分かる。鉄オタに「乗り鉄」や「撮り鉄」があるの同じだ。どのオタク界隈でも言えるが、どうしてオタクは分類にこだわり、排他的なのだろうか?
 音楽ジャンルも傍からわからないぐらいに細分化されている。大枠でロックとかダンスとかのくくりはあるが、その中には聞いたこともないようなジャンルがたくさんある。まだ音楽をCDショップで買っていた頃、ちょっと大きな店に行くと細分化されたジャンルの札が何枚も棚にかかっていた。あの細かさは、オタクの性に通じるものがある。
 さて、ぼくはコンピュータオタクの中でもソフトウェアオタクだ。もちろんハードに興味がないわけではないが、それよりもOSやソフトの種類や組み合わせに並々ならぬこだわりを持っている。先日も書いたが、どのLinuxを使うかということを検証して楽しんでいる。
 ソフトウェアオタクの間でもっとも議論されているのが、どのブラウザを使うかという話。「Google Chromeが一番だ」とか「Firefoxこそ最高だ」とかそんな議論を日々戦わせている。厄介なことに同じブラウザを押しているグループの中でも「バージョンいくつまでが良かった」といった論争があり一枚岩とは言えない。
 インターネットが見られればどれだって同じだというのが世間一般の意見だと思うし、その認識で十分なのだろう。電車なんて時刻通りに走ってくれれば、どんな車両でもいいというのと同じである。
 ただ、オタクの排他性と自身の優位を保ちたい気持ちが、妥協と寛容さを許せない。今日も、どのブラウザがベストかを巡って終わりなき論争を繰り広げているのである。当然、ぼくもブラウザには並々ならぬこだわりがある。
 ところが、ぼくはメールソフトに関しては無頓着。OS標準ソフトで十分だとしか思っていない。それどころか、どんなソフトがあるのかも知らない。ソフトごとの情熱の差ってどこから生まれているのだろう?自分でもサッパリわからない。