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小学生以来のミス

by 唐草 [2021/05/16]



 小学生の頃からたくさんのゲームで遊んできた。ゲーム遍歴は、ぼくの成長記録と呼んでも過言ではない。何千時間にも及ぶプレーを通して普遍的な攻略姿勢のような概念を得たと確信している。
 この概念を具体的に説明するのは難しい。コストとリターンのバランスであったり、反復行動の最適化であったり、リソース配分の方針決定であったりと多岐に渡る。ゲームごとにルールは様々だが、プレーヤーが楽しいと思うことと開発者が考えるバランスは実のところそう多様ではない。ぼくが体得した概念は、プレーヤーと開発者の間にある暗黙の約束というべき思考体系のようなものと言えるだろう。
 このあやふやな概念の理解へ至る道のりは平坦ではなかった。大きな失敗を経て初めてルールの奥にある意図を理解するということの積み重ねだったし、同じ轍を踏むことも何度もあった。時には己の非を認めずに「クソゲーだ」とゲームに当たることもあった。
 そんな失敗もすべてぼくの糧になっている。今でも理不尽なゲームに罵りの言葉を口にすることもあるが、それ以上にこれまでの蓄積ですぐにルールを理解してゲームを抵抗なく受け入れられるようになっている。
 この境地に達したからこそますますゲームが楽しいし、もっと色んなゲームで遊びたいと思う。ただ、そこに慢心がなかったと言えば嘘になる。
 昨日、30時間ぐらい遊んだあるゲームでとんでもない勘違いをしていたことに気がついた。いつまでも武器が弱いなぁと不自然さを感じていたとは言え、それが自分の無理解から生じていたなんて露とも考えていなかった。
 武器強化のルールを完全に勘違いしていて、ベースとなるアイテムも強化素材も大量に無駄にしていた。なんなら30時間の間に使ったすべてをゴミ箱に捨てていたのと同じような状態。いっそ気づかないほうが幸せだった。
 激レアアイテムを完全にゴミ化させていて、トロフィー取得どころかクリアさえ怪しい状態。こんな致命的で取り返しのつかないミスをするのは、小学生の時に守備力だけ見て属性装備を全部売ってしまったとき以来。