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GPUで一攫千金

by 唐草 [2021/09/08]



 バラバラのPCパーツを買ってきて自作するのは、十数年ぶりだったりする。ここのところPCパーツを買うのは、メーカー製PCを延命するための部品交換のときだけだった。だから、買うのはいつも世代遅れのパーツばかり。今回自作をしようとパーツを吟味していたら自分の知識がいかに時代遅れになっているかを痛感させられた。
 そんな訳で、パーツの吟味はオタク的な驚きに溢れる充実した時間となった。自分が理解していると信じていたものが新しいものに置き換えられていくのは、少し焦りもあるが、それ以上に新鮮さが心地いい。レース終盤で前を走る数人を一気にごぼう抜きしているような快感だ。
 多くの驚きを目にしてきたが、その中でも一番驚いたのはグラフィックカードの高騰だ。
 ビットコインなどの仮想通貨マイニング熱が激化してグラフィックカードの需要が劇的に高まっているというニュースは何度も耳にしていた。その結果、ゲーム用のグラフィックカード値段が定価を超える状態が続いているとか、型落ちモデルが再販されたとか関連ニュースも目に入っていた。とは言え、それらはぼくからしてみれば対岸の火事。実際にどれだけ大変なことに陥っているのかを数字で確認してはいなかった。
 自分が買おうとして初めて、物資の奪い合いをしている歪な市場とそれを作り出してしまった人々の強欲さを知ることとなった。
 ぼくの予算である3万円以内で変えるグラフィックカードなんて1つもなかった。それどころか、ちょっと欲しいなと思っていたミドルクラスのカード1枚で他パーツをすべて合わせた額に匹敵するような状況だ。また、ぼくが2019年に\16,000で購入した当時でさえ型落ちだったGTX 1050Tiの値段は、約2倍の3万円まで高騰していた。
 仮想通貨マイニングで一攫千金を目指す人が群がった結果、道具が高騰しすぎてしまった。儲かっているのはグラフィックカードメーカーだけだろう。ゴールドラッシュの時代に一番儲けたのが、ジーンズを売ったリーバイスだったというのと同じ構図だ。
 今すぐ儲けたければマイニングを止めて、使っていたグラフィックカードを中古市場へ売るのが一番だろう。