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体温測定方法

by 唐草 [2021/09/15]



 毎朝体温を測るのが日常になっている。体温測定が習慣になるまで紆余曲折あったが、今となっては習慣化のための試行錯誤も懐かしい。
 毎朝欠かさず計るようになったおかげで、自分の体温と体調の関係を理解できるようになった。ぼくの朝食後の平熱は36.6℃。足先が冷えているような気がするときは、気のせいでなく本当に体温が低く、36.4℃のことが多い。熱っぽいかなと思っても実際に熱が出ていることはなく、単に寝不足でダルいだけのことが多い。また、対人ゲームに熱中した直後は、37.0℃近くまでに熱くなっていることもある。熱中という言葉が比喩でないことを知った。
 家以外でも体温を測る機会は多い。駅ビルの入口にもスマホみたいな非接触体温計が置かれている。職場の入口にも体温測定ブースが用意されている。出勤ラッシュ時は、そもそもこのご時世に朝の混雑が起きているのがおかしいのだが、自動測定器だけでは間に合わないので非接触型体温計を手に持ったスタッフが頑張って測定を行っている。
 幸いなことにぼくは、施設入口で発熱が見つかったことはない。夏の暑さに茹だっていたときも、冬の寒さに重ね着で対抗していたときも、いつでも平熱と判定されてきた。これはぼくが健康であることの証だと素直に受け止めるべきなのだろう。しかし、暑い日も寒い日も常に一発でクリアできているとなると、非接触型の体温測定の精度に疑問を抱いてしまう。
 先月ワクチンを接種したときのことだ。家を出る前に脇に体温計を挟んで計ったときは36.7℃と少し高めの値を示していたが、偽ることなくその数字を予診票に書いた。そして会場でもう一度非接触型で計ったら36.1℃となった。ぼくの予診票は、その値に書き換えられた。
 会場まで20分かけて歩いていった。8月にしては肌寒い日だったが、体を動かした後のほうが体温が低くなるなってことはあるのだろうか?あるのだとすれば、それは汗の気化熱以外に考えられない。
 ということは、ぼくのような汗かき体質は検査をすり抜けているかもしれない。