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かっこよくない

by 唐草 [2022/03/01]



 通信が空いてるV6プラスでインターネットに繋ぐと自宅サーバ公開が難しい。だからと言って、混雑している従来の接続方法だと通信は遅いまま。Zoomが使えないとか、アマプラで動画を見られないほど混んではいないが、高速接続できるのに使わないのは宝の持ち腐れだ。
 完全にIPv6に移行してくれればやりようがあるのだが、過渡期の規格であるIPv4 over IPv6だと厳しい。業務用ルータを導入して複雑な設定を書くしかない。これでは買ったばかりのルータが無駄になる。
 数日頭を抱えていたが妙案は浮かばなかった。従来の方法の延長では手詰まりを感じていたので、基本に立ち返ってみた。
 なぜ大きな労力を払って自宅サーバを始めたのか?
 初代カラクサラボサーバ処分のときにその理由を思い出した。
 1つ目は、安く済ませたいから。2005年当時、レンタルサーバでぼくのやりたいことをやろうとしたら月数万円の出費になった。そのお金があればサーバマシンが買える。だったら自宅に置いてしまおう。
 2つ目は、サーバ運用の勉強。自宅サーバであれば致命的なミスをしても、いくらでもやり直せる。コンピュータのスキルは、どれだけの不具合に対処してきたかで決まる。レンタルサーバでは冒険しないだろう。自分で責任を取れる冒険をするための自宅サーバだ。
 3つ目。他人があまりやっていない方法を選ぶのがカッコイイと思っていたから。新たな挑戦の理由なんてこれで十分だった。
 今のぼくはこの3つを達成できているだろうか?
 コストはギリギリ。運営は安定重視で勉強とも冒険とも縁遠い。そして現状維持に奔走する姿はダサい。
 今のぼくには、初代カラクサラボサーバの電源を入れたときの純真さも情熱も無い。このままでは成長も進歩もなく腐ってしまうだけだ。
 と言うわけで、今のぼくがカッコイイと思うやり方に変えることを決意した。
 カラクサラボ、クラウドVMへ。
 カッコよく書いたけれど、本当は無償で使う手段を見つけたのが決め手。最後はお金。純真さは失われケチさに磨きがかかった17年の軌跡。