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光の速さを超える

by 唐草 [2022/03/23]



 自宅で作成した26GBものデータを職場のPCに転送する必要に迫られた。初めからリモート接続で作業するべきだったと後悔してもすでに遅い。
 この巨大なデータをどうやって自宅から職場に送ろう?
 職場のPCへ直送できれば良いのだけれども、それは難しい。職場のPCはファイアウォールの向こう側にあるので、自宅から直接アクセスできない。普段使っているリモート接続だって、中継サーバを介して実現している。3点接続みたいなやり方なので、転送速度は遅い。26GBを送るのには丸1日でも足りないだろう。
 職場への直接アクセスは無理だが、リモート接続した職場PCからクラウドにアクセスはできる。データをクラウドに仮置して、それをダウンロードするというのが転送経路的に最良な方法。
 残念なことにこの正攻法も難しい。26GBのデータの中に1ファイルで13.98GBという巨大なファイルが含まれている。こんなに巨大なファイルだと、ぼくのGoogleドライブの空き容量では足りない。やろうと思えばファイル分割して何度かに分けてアップロードとダウンロードを繰り返すという方法もあるにはある。でも、ダイアルアップ接続時代にエロ動画やゲームの違法コピーをやり取りするのに使っていた古い方法を今更実行したくはない。あまりにも面倒だし、ソフトを揃えるところから始めなくてはいけない。
 ネット回線を介した方法だと、どうにも難しそう。かくなる上は、最終手段に出るしかない。AWSの最高速データ転送手段と同じ方法を採ることにした。
 データを入れたUSBメモリを直接運ぶ。原始的だが、やはりこれが一番確実で簡単だ。
 今日は26GBのデータを1時間かけて運んだ。転送速度になおすと約58Mbpsといったところ。光ファイバーの速度を超えたかったけれど、それは叶わなかった。それでも26GBをクラウドにアップロードしてからダウンロードするよりは早かったはず。
 もし、今日運んだデータが4.5TBより大きかったら転送速度は10Gbpsを超えた計算になる。動画満載のハードディスクを抱えていたら光(ファイバー)の速さを超えられた。