by 唐草 [2022/05/06]
一部でネットミーム化している七色に光りながらグルグルと激しく首を振る鳥のGIFアニメ。ぼくはSlackで活用している。親指を立てる「いいね」サインじゃ喜びを表現しきれないときなんかに使い勝手がいい。
一部で大人気の光る鳥は、パーティーパロットと呼ばれている。ネットで検索すれば誕生のきっかけを知ることもできるが、ぼくのようにバックボーンなんてなにも知らずに面白がって使っている人が大多数だろう。
猫のミームと同じようにパーティーパロットもネットの世界を飛び出し、Tシャツやマグカップなどのグッズが売られるようになっている。なかには秀逸なデザインのものもあり買おうと思ったものもある。でも、海外発送なのでTシャツより送料が高くつくことに気づきぐっと我慢した。
先日、パーティーパロットはクリエイティブ・コモンズ4.0で配布されていると教わった。オリジナル作者の名前を載せれば、改変することも、商用利用することもできるライセンスだ。つまり、欲しいパーティーパロットグッズがあれば素材をコピペーして自分で作ってもいいし、パクリだとか後ろ指さされず堂々と売れるということ。
そうと分かれば作るしかない。久々に製作への情熱が湧いてきた。
Tシャツを作るのもいいけれど、やっぱりぼくは缶バッジを作りたい。缶バッジ大好きオジサンなのだ。
小さな缶バッジの元絵と言えども、しっかりIllustratorで作るのがぼくの流儀。だが、パーティーパロットの元絵は小さなGIFしかない。一応、Illustratorでも使えるデータもあるが、10コマのアニメの1コマ分だけ。GIFアニメの激しい回転を伝える一枚絵のデザインを作るには、ちょっと物足りない。
なければ作るしか無い。GIFアニメを元にせっせとベジェ曲線を引いて印刷用データを作り始めた。
丸い缶バッジに収まるように複数の画像を配置したのだけれど、どうもしっくりこない。パーティーパロットの面白さの95%は、あの動きと色の変化なんだということを痛いほど思い知らされた。
なんとか鳥が回っているように見える缶バッジを仕上げたい。