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ファンの沼

by 唐草 [2022/05/15]



 PCゲームで遊ぶというのは、排熱との戦いである。そんなことを痛感したこの5月。そして、今年の冬にエアコンの稼働率が低かった理由を今更ながら理解したのである。
 ぼくのPCは、ブラウジングやオフィスツール利用程度であればすべてのファンを停止しても平気なぐらいに空冷性能が高い。それは、巨大ヒートシンクが放つ熱をケース上部の開口部から逃がすという物理法則に従ったエアフローを採用しているおかげ。その空気の流れは、底面からの自然吸気も促してくれる。
 だが、ゲームを始めると状況は一変する。最大で80℃近くなるGPUがケース内を加熱する。自慢の巨大ヒートシンクを流れる風がすでに熱いので自然放熱では間に合わない。ケースにある4つすべてのファンを総動員しないとマザーボードまで熱くなってしまう。
 4つのファンをすべて全力で回せば、ケース内の温度は冬と同じぐらいまで下がる。でも、その状態はあまりにもうるさい。ドライヤーで髪をブローしながらゲームをしているような騒音になる。
 どうせなら、可能な限り静かに、それでいてPCの温度を低く保ちながらゲームで遊びたい。そう願ったのが、底なし沼への入り口だった。
 昨日からずっとファンの制御に付きっきり。どのファンをどれぐらいの速度で回すと、どれだけの音が出て何度ぐらい冷却できるのかをずっと調べている。そして、何度の時にどのクーラーを何%のパワーで動かすかを設定しては検証を繰り返している。
 GPUクーラーは45%以上の出力にすると駆動音が耳に障るので42%までに抑えたい。CPUクーラーの回転数が50%を超えるとケース奥への排気が強くなるので、ケース上部のファンを止めても平気。そんなデータが集まってきた。でも、まだベストな冷却には程遠い気がする。もっと静かにできるはず。
 昔から部屋の冷房の風を効率よく循環させることに余念がなかったぼくは、同じ情熱をPCのケースにも向けている。おかげで全然ゲームが進まない。何のためにゲームを起動しているんだか分からなくなってきた。