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498g

by 唐草 [2022/05/26]



 PCのキーボードに並々ならぬ情熱を注ぐキーボードオタクのぼくが、新しいキーボードを買おうと考えている。PCより多くのキーボードがあるというのに買い増そうとしているんだから目も当てられない。このままだと我が家はキーボードで埋め尽くされかねない。
 そうは分かっていてもやめられない。これが沼に落ちた者の末路である。
 とは言え、キーボード博物館を作るために闇雲に買おうとしているわけではない。ある目的のためにベストな1台を探しているだけだ。
 一般的にキーボードオタクは、キー裏のスイッチ機構に強いこだわりを示す。機構、押下圧変化、ストローク幅、打鍵音。この辺がこだわりポイントだ。ちなみにぼくは、キーを押し始めた瞬間に軽い抵抗があり、そのあとはスコンと底まで深く沈む打鍵感が好み。だから、茶軸を好んでいる。打鍵音がうるさいので周囲からの評判はすこぶる悪い。
 でも、今回はそういうマニアックな指の快楽を求めているわけではない。もっと現実的な目的がある。PCゲームで遊ぶ際に膝に乗せて使えるようなキーボードが欲しい。
 要件ははっきりしている。ワイヤレスであること。そして軽いこと。この2つだけ。
 だから、キーボードの重さで候補を絞ろうとした。ところが、困った問題に直面した。
 良さげな品に「498g」と書かれていたのだが、それが重いのか軽いのか全然分からなかった。日頃「押下圧は45gが至高」とか得意げに言っているくせに、それ以外の数値は全然理解していないのである。オタクにありがちな偏った知識でのマウンティングでしかない。
 SNSでは知ったかぶりを通してもいいが、実際に購入するとなれば話は別。ちゃんと重さを理解していなければ、満足できる買い物はできない。
 というわけで、家にある様々なキーボードを調理用の秤に載せるという奇行を繰り返すことになった。
 愛用のフルサイズ茶軸は1.2kgもあった。その重さに驚いてしまった。一方、超薄型は320g。となれば、498gは軽い部類と考えて良さそうだ。
 計測から得られた結論は「買い」。