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買うからには最良を

by 唐草 [2022/06/22]



 もう限界だ。不調のキーボードに振り回されて仕事にならない。チャタリング地獄でメールを書けば「よろしくおおおお願いしますうううう」となってしまう。超絶ハイテンションキャラかよ。
 余計な文字を消そうと押したバックスペースもチャタリングを起こすので「よろお願いしま」みたいになる。一昔前のオンラインゲームの挨拶のようだ。15分ぐらい使っていれば復調するとは言え、さすがに看過できない。
 12年使ってきたMajestoachに別れを告げて新しいキーボードを購入する覚悟を決めた。
 ここのログを見ると、つい先日も新しいキーボードを購入して薄っぺらいレビューをしているのが分かる。それなのに新たなキーボード購入を検討しているぼくを見て、多くの人が「またキーボードを買うのかよ」と呆れ顔になるだろう。
 確かに先日キーボードを購入したばかりだ。あれは離れた位置からPCを操作するために買ったもの。パスワードを打ったり、検索するのに使えれば十分という低い目標に合わせた品。だから、本気でプログラムを書いたり、サーバ管理をしたり、文章を書くには力不足。打ちやすいと評価しているが、あくまで「小型キーボードにしては」という前提条件が隠されている。
 仕事で使う本気モード用のキーボードは、大型のフルキーボードが必須だし、何より適度な打鍵感が欠かせない。薄っぺらい小型キーボードでは代用なんて不可能だ。
 こんなことを真剣に考えているのだが、それを理解してくれる人なんて誰もいない。傍から見れば毎週キーボードを買うヤバイやつでしかない。家族からも呆れられている。
 これが沼にハマったものの悲しい末路。際限なくルアーとリールが増えていく釣り好きやアンプやエフェクターが部屋を埋め尽くすギター好きと同じようなもの。本人の熱意があればあるほど、その熱が周りの人々を遠ざけていく。
 そんな周囲の反応を気にしていては己のこだわりを貫くことなんてできない。
 外野の意見がまっとうなのは理解しているが、それでもぼくは最良の物を求めて底のないキーボード沼へと飛び込むのである。次はついにアレか!?