カレンダー

2024/03
     
2930
31      

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

Slackの限界

by 唐草 [2022/08/13]



 Slackから「最終警告」という物騒な文面で始まるメールが届いた。スパムっぽい書き出しだ。
 Slackの利用規約に違反する使い方をした記憶はない。身に覚えがないので「ぼく、なんかやっちゃいました?」と余裕綽々。Slackの無料コースの仕様変更が間近に迫るタイミングで警告。きっと新ルールだと90日で投稿が消えることの警告だろう。
 念の為に目を通したメールは、ぼくの楽観的な予想に反して本当の最終警告だった。Slackアプリを継続して使いたければOSをアップデートしろと書かれていた。
 ぼくがSlackアプリを使っている仕事用のMacには、macOS 10.13が導入されている。これは、最新版macOSから数えると4つ前のバージョンになる。4バージョンも前というとかなり古そうに聞こえるが、macOSはiOS同様にほぼ毎年アップデートを繰り返している。10.13は、2017〜2018年にかけてリリースされていたもの。Windows 10のリリースが2015年だということを考えれば、そう古くない。
 10.13は、セキュリティがガチガチになる前の最後のmacOS。なので、古いソフトを活用できる最後の世代のOS。この点が気に入っているので、アップデートを拒み続けている。
 でも、次々にソフトのサポートが終了し始めているのも事実。Microsoft Officeは去年サポートが終了した。Officeの最新版を使いたかったらOSをアップデートしろと警告が出ている。でも、Officeなんて互換性の塊みたいなものなので、警告を無視して古いバージョンを使い続けていてもなんの影響もなかった。
 ところが、今回のSlackの変更は無視できそうにない。一応、ブラウザ版は使えるが、アプリに比べるとちょっと使いにくい。仕事のある日は1日に何度も利用、しかも忙しければ忙しいほど利用頻度が上がるので、ちょっとの差がバカにならない。
 Slack大好き人間なので、Slackの為だけにOSを更新するのもアリだと思っている。でも、代償もある。自由を取るか、便利を取るか。大きな問題だ。