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nuro光、危機一髪

by 唐草 [2022/09/07]



 光回線のnuro光への文句を立て続けに目にしている。多くが、かなり深刻な文句だ。
 NTT東日本のフレッツ光PPPoE網が限界を迎えそうになっていた5年ぐらい前、彗星のように現れたのがnuro光。新しいIPoE網を引っさげ「混雑なし」を売りにしていた。当時、その言葉に偽りはなくフレッツ光の10倍ぐらいの通信速度を実現していた。
 この輝かしい実績が多くの人を惹きつけたのだろう。一時期は「nuro光以外は情弱回線」なんて過激な声もあった。また、テレビやネットを介した大々的な宣伝と過激なキャンペーンでどんどんと加入者を増やしていった。
 その勢いが仇となったようだ。
 今ではnuro光回線は、終日混みまくっているというのがもっぱらの噂。SNSに貼られた回線速度測定結果を素直に信じるなら目を覆いたくなるような数字ばかりが並んでいる。もっとも不満のない人はそういう投稿をしないので、悪い結果だけが目立っていることは否定できないが…。
 通信速度は遅いし、遅延は大きい。パケットロスまで起きている。数字だけを見れば家庭に引き込む光ファイバーに傷でも入っていそうな有様だ。でも、そうではなく回線経路の問題らしい。
 そんな痛ましい結果を見て、ぼくはホッと胸をなで下ろしている。
 今年の3月頃に光回線の変更をした。そのときにnuro光に加入するかどうかを真剣に悩んでいた。So-netをNTT回線で利用するという古い契約を見直して、回線とプロバイダを一本化しようとしていた。
 コスト面だけを考えるとnuro光への全面乗り換えがベストに思えた。
 しかし、プロバイダメールを維持したいとか工事が面倒そうとか、そういう諸々のことを考えてnuro光は諦めた。
 その時は、消極的な選択をしてしまったのではないかとちょっと後悔していた。だが、今にしてみれば目先の数字に釣られない堅実な判断だったと言える。
 ちなみに今はSo-net光を使っている。回線判定によるとKDDI回線らしい。速度は200Mbps程度だが、遅延も少ないしパケットロスも滅多に無い。十分に満足だ。