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今どきの名前

by 唐草 [2022/09/22]



 昨日の夕方、出かけ先でかかっていたラジオを聞くとなしに聞いていた。普段ラジオを聞かないぼくの耳には、ありふれたお便りのコーナーもなんだか遠い国のお祭の喧騒のような縁遠い音に聞こえた。
 でも、新鮮さはない。むしろ懐かしさがあった。10年ぐらい前に手伝っていた会社ではいつもラジオがかかっていた。毎日時間通りに規則正しく流れる放送は、時報として活躍していた。子供向けの読み聞かせの番組が始まると通販の締めが始まった。穏やかな番組が流れると隣の部署が慌ただしくなるギャップを面白く眺めていた。
 数年ぶりのラジオに耳を傾け昔を思い出していた。そんなぼくをある言葉が驚きとともに現実に引き戻した。
 「この〇〇は、ハクタケシロがお送りします」と聞こえた。
 それを聞いたとき、どういうわけだかVTuberかなんかのネットで活動する人のコーナーでも始まるのかと思った。それが勘違いだったことは、コーナーが始まって数秒で明らかになる。焼酎の「白岳しろ」がスポンサーのコーナーだった。
 なぜお酒の名前をVTuberの名前だと早合点してしまったのだろう?お酒をほとんど飲まないので焼酎の名前だとすぐに認知できなかったのも大きいが、だからといってVTuberを連想するのは飛躍が大きすぎる。
 最近話題なのでVTuberの名前やアバターを見る機会は増えているが、放送なんて一度も見たことはない。
 それなのにぼくの中でお酒の名前がVTuberへと連想がつながったのは、たぶん語感にある。
 以前に人気VTuber一覧を見たときに彼らの名前に対して「読みにくい大仰な名字+親しみやすい下の名前」という印象を抱いた。ハンドルネームって昔からこの傾向が強い。特別な名字は検索に強いし、親しみやすい名前はファンに好まれる。SEOが作った現代の名前だ。キラキラネームとは似て非なる合理的なネーミング。
 「白岳しろ」も同じ。硬いブランド名と優しい商品名。しかも韻を踏むように色の名前を使っている。高度なマーケティングが生み出した名前故に同じような発想で命名されたVTuberを連想したのだろう。