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キャットタワーは消耗品

by 唐草 [2022/11/29]



 今年のAmazonブラックフライデーセールで購入したのはキャットタワー。我が家のキャットタワーは、猫の爪とぎで支柱の分厚いボール紙がボロボロになっている。このままではタワーが歪み出す日も近い。そうなればタワーの崩壊は避けられない。なので、猫が怪我をしたり家具が壊れる事故が起きる前に買い替えを決断した。
 一言にキャットタワーと言っても、1mぐらいの小さなものから天井まで届く大きなものまでさまざまな製品がある。柱の数もマチマチだし、小屋やハンモックがついているものもある。
 今回購入したのは、今使っているものとだいたい同じサイズの160cmぐらいのミドルタワー。小屋や高い台がついている。なにより爪とぎ台になる麻ひもが巻き付けられた支柱がたくさんあるのがいい。猫にとってキャットタワーはアスレチックのような運動場であると同時にパワフルに使える爪とぎ台でもあるのだ。
 Amazonのキャットタワー販売ページに掲載されている「よく一緒に購入されているもの」は興味深い。「麻ひも」が1番になっている。
 麻ひもを購入したくなる気持ちはよく理解できる。なにせ、ぼくもキャットタワーのために買ったことがあるからだ。
 麻ひもの目的はキャットタワーを設置すればすぐに分かる。毎日の爪とぎで麻ひもが巻き付いた支柱はすぐにボロボロになり、どんどん麻ひもが引きちぎられていく。
 それを見れば、誰もが自分で麻ひもを巻き直して支柱を修理しようと考えるだろう。ぼくもそう考えて麻ひもを一巻き買ったことがある。
 だが、麻ひもを買うことはおすすめしない。
 猫の爪の力に耐えるほど強力に麻ひもを支柱に巻きつけることは、人の力では無理だからだ。それに支柱の麻ひもは巻いてあるだけではなく接着されている。家庭にある道具や材料だけでは、元の姿へ修理することはままならない。
 だれもが安直に考えるけれど、まずうまくいかないことはたくさんある。キャットタワーの修理もその1つ。下手に大量の麻ひもを買うよりも、数年ごとにタワーを買い替えていくほうが賢いやり方だ。と猫も言っている。