カレンダー

2022/12
    
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

old.net

by 唐草 [2022/12/10]



 カラクサラボのドメインは、2003年からkarakusa-lab.comを貫いている。会社ではないし、日本限定だけどずっと”.com”。
 ドメインを取得した当時は、通販などのインターネットビジネスが盛り上がり始めた頃。”〇〇.com”みたいな名前のサービスがたくさんあった。
 当時のぼくは”.com”がIANAによって「商取引事業者」向けに発行されていたなんてことは知らなかった。自分の活動のことなど露と考えずに、ただ流行りにのって”.com”を選んだ。
 ”.com”が最安値で販売されていたのも決め手の1つ。でも、同じ値段だった”.net”には見向きもしなかった。今でもその選択が正しかったと信じている。
 ふと気づいたのだが、最近”.net”を冠したURLを見る機会が激減している。ぼくのブックマークで”.net”なサイトは1つだけ。ほとんどは”.com”で、”.info”が続いている。
 20年ぐらい前”.net”は”.com”に次ぐ人気を博していた。でも、気づけば息の長い老舗サイトだけが使っている古臭いドメインになってしまった印象がある。”.net”が一人負けという感じで落ちぶれた原因はどこにあるのだろう?
 世界的にカッコよく”〇〇.com”と読み上げるTVCMが流れまくって、インターネット = ”.com”なイメージが定着したのだろうか?この露出が多かったのとは別の理由もあると睨んでいる。ネイティブっぽい発音でURLを声に出してみると”.net”より”.com”の方が気持ちいい。これがけっこうバカにできない勝因にも思える。
 ちなみに今のぼくは”.net”と聞いてもドメイン(gTLD)ではなく、Microsoftの.NET Frameworkが真っ先に頭に浮かぶ。もう”.net”にはインターネットのイメージがない。
 数年後には、”.net”と同じように古臭いイメージになるドメインが現れてしまうのだろうか?”.biz”あたりは結構ヤバそうな気がする。でも、心配するほど普及もしていないか。
 ん?日本語ドメイン?なにそれ?