カレンダー

2022/12
    
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

キモチイイ難しさ

by 唐草 [2022/12/22]



 これまでにいったい何時間ゲームで遊んできただろう。この数年は1年で1,000時間ぐらい遊んでいるはず。
 ぼくはじっくり考えて厳選してからゲームを購入するタイプだが、それでもけっこう多くのゲームに触れてきた。飽きずに何周もしたゲームもあれば、クリアしても物足りなかったと感じたものもある。あまりの難しさに途中で投げ出しそうになったゲームもある。中学生ぐらいまではゲームで苦汁をなめると「こんなクソゲー売ってやる!」と悪態をついた。最近でこそ癇癪は起こさなくなったが、それは投げ出すと購入失敗を認めることになるのが悔しいから。歯を食いしばってクリアすることも少なくない。
 自分のゲーム体験を振り返って気がついたことがある。
 難易度とハマり具合には確実に相関がある。頭で考えるだけだと難しいゲームのほうがやりごたえもあり、満足感も高そうに思える。でも、そうではない。エンジョイ勢寄りのライトゲーマーのぼくは違った感想を抱いている。
 難しいだけのゲームは、疲労感が大きいので周回を重ねる気になれない。難しいことを成し遂げた達成感とミスが許されない緊張感を天秤にかけると緊張感が勝ってしまうから。
 だからといって簡単なゲームは印象には残らない。達成感なく目の前を流れていくようにゲームとの付き合いが終わる。
 ぼくがハマったゲームの傾向をまとめると「序盤は易しくスイスイ進み、中盤でルールを理解しないと進めない壁があり、それを超えた終盤は自分の強さを感じられる」という感じ。「易→難→易」という展開。
 ラスボスが弱いと言われるゲームが好き。なので死にゲーと評される最近のフロムゲーには手を出さない。
 評価するのは簡単だが、「易→難→易」という流れを作るのは難しい。闇雲にルールを複雑にするとルールの習得に時間がかかるけれど理解すれば一気に簡単になる「難→易→易」となってしまう。これって序盤で脱落する人が多いし、クリアしても満足度の低い最低なパターン。
 ぼくは複雑化させるのが好きなので、自分でルールを作るとこういうことに陥りがち。気をつけないとな。