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Newマスクとボロマスク

by 唐草 [2022/12/28]



 いつまでマスクをするべきなのか?どの場面でマスクをするべきなのか?政府が指針を示しているが、多くの人は示された以上にマスクを付けているように思える。
 「マスクを外しても良い」と言われても、素直に従わないのにはいくつか理由があるだろう。コロナ前からマスクに抵抗が少なかったことも大きな要素だろうが、結局のところ「みんなマスクしているから自分もしておこう」という右に倣えな判断が大勢を占めているように思う。なんとも日本人的な考え方だ。
 この3年で自分なりのマスクの使い方を定めた人も多いだろう。すでに生活習慣化しているルールを変えるのも面倒なので、惰性でマスクをしている人も少なくないのではないだろうか。
 ぼくもそんなひとりだ。
 コロナ前から冬場はインフルエンザ予防でマスクをしていた。なので夏以外は不自由を感じていない。このまま一生マスクでも別に困らないというのが正直な意見だ。
 マスクの金銭的負担という話もある。ぼくはマスクが品薄になって以来、マスクを毎日洗って使いまわしてきた。洗うことを想定していない不織布マスクなら8回くらい、洗って使うこと前提の布マスクなら1年以上使いまわしてきた。
 この数字は、メーカーの想定を遥かに超えた使い方だ。絶対にオススメはしない。
 先日、1年以上使ったユニクロの布マスクを新しいものへ替えた。耳にかけるゴム紐の張りの違いにも驚いたが、一番の衝撃はマスクのフィルターの厚さ。使い古したマスクは、指で触ってはっきり違いが分かるほど薄くなっていた。
 これでは製品本来の性能は発揮できないだろう。
 そんなボロマスクを使っていたにもかかわらず、ぼくはコロナを拾っていない。この成果は、ただラッキーだった説や在宅ワークの大勝利説などいくつかの仮説が考えられる。仮説の中には「ボロマスクで十分」というものもある。
 真相は誰にもわからない。ぼくの意見に科学的根拠はなにもない。それでもボロマスクで乗り切れた第8波という印象が強烈に残った。そんな印象を抱かせるほどにマスクは薄くなっていた。