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未来は絶対に美味い

by 唐草 [2023/01/22]



 未来物のSF作品には「1粒ですべての栄養を摂取できる究極の万能食」みたいなものが出てくるイメージがある。実際にはそんな作品は存在しないかもしれないが、よくありがちなシチュエーションという印象が強い。それは「戦隊モノのイエローがカレー好き」だったり「パンを咥えた遅刻しそうな女子高生に角でぶつかる」のと同じようなもの。
 その手の万能食品は機能だけを重視しているので「まずい」というところまでがお約束。タイムトラベルやコールドスリープで現代的な感覚を有した主人公が「昔の食事はうまかった」とボヤけばお約束の展開は完璧だ。
 実際のところ200年後の食べ物はどうなっているのだろう?
 現代でも飲むだけで栄養もエネルギーも摂取できるドリンクは存在している。このまま食品科学が発展すれば、最終的にSFに描かれる究極のカプセル食みたいなものが一般的になっているのだろうか?そうなった時、それはやっぱりまずいのだろうか?
 食品科学が発展してカプセル1錠で食事が済む技術ができても、食べ物が今よりまずくなることは絶対にないとぼくは信じている。人類が歩んできた長い歴史を振り返ればそれは明らかだ。
 1万年以上前の狩猟採集時代から現代に至るまでの壮大な歴史を振り返った時、今より食事が美味しかった時代は一度でもあっただろうか?絶対になかったはず。
 人類はその長い歴史の中で、常に食事を改善し続けてきた。農耕技術の進化、品種改良、調理器具の発展、調理技術の開発。食にまつわるありとあらゆることが進化し続けている。
 これはひとえに「もっと美味しいものを食べたい」という根源的な欲求に突き動かされ続けた結果だろう。
 三大欲求の1つである食欲は、数万年以上にわたってぼくら人間を支配し続けている。たかが数百年ではこの欲求から解放されることはないだろう。
 だから、きっと未来の料理は今日より美味しいものになっているはず。叶うことなら食べてみたい。
 究極のカプセル食ができたとしてもそれはきっと美味しいし、まずい究極食を進んで食べるようになっていたらそれはもう人間じゃない別のものだ。