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多摩の難解立地

by 唐草 [2023/03/04]



 どうにも位置関係を覚えにくい地名がある。
 ぼくが日々利用するJR中央線には「武蔵境」「東小金井」「武蔵小金井」という3つの駅が並んでいる。普段中央線を利用しない人は口を揃えて「この3駅の順番が覚えにくい」と言う。正直言ってどの駅も超絶地味な住宅街の入口でしかない。区別する必要なんてまるで無いし、区別のきっかけになるようなランドマークもない。すごろくで言えば何も書かれていない虚無なマスみたいなもの。そんな3駅の名前が似ているんだから実にややこしい。
 多摩地区には、この3駅以上に区別が難しい地名があると考えている。それが埼玉県との県境に並ぶ「東」の文字を冠した「東久留米」「東村山」「東大和」の3つの市だ。
 地図を確認するとこの3市はほぼ東西に並んでいる。しかし、一様に「東」と付いているせいで、その位置関係が全然わからない。多摩に暮らして四半世紀を超えているが、いまだにまったく並びがわからない。もっとも、並びを把握しなくてはならない状況になったこともないのだが…。
 この3つの市の認識をさらに困難にさせている要因が、もう1つある。
 それが「武蔵村山」の存在だ。これのせいで「東」なのか「武蔵」なのか分からなくなる。
 志村けんの『東村山音頭』は有名だ。だが、ぼくは武蔵村山をよく目にするので、間違えて『武蔵村山音頭』と言ってしまうことがあるし、「東村山は実在しない」と陰謀論めいたことまで口にしたことがある。さらに架空の都市「武蔵大和市」について語りだすことさえある。
 だが、こう勘違いするのも無理はない。
 「武蔵大和市」は実在しないが、「武蔵大和駅」は「東村山市」に存在している。思わず「東大和市じゃないのかよ!」と突っ込みたくなるこの紛らわしいネーミング。西武鉄道がなにを考えて名付けたのかさっぱりわからない。
 これ以上地元の地名を勘違いしたくない。今日は改めて4つの市の位置関係を確認しよう。Googleマップによると東から順に「東久留米」「東村山」「東大和」「武蔵村山」となっている。
 ちなみにこれら4市の東に「西東京市」がある。多摩の方角はメチャクチャだ。