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自転車ヘルメットの扱い方

by 唐草 [2023/05/18]



 自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務化して1ヶ月以上が経過した。実際に努力している人は、どれくらいいるのだろう?
 自転車に乗る人々の頭上に注目してみてもヘルメットは滅多に見られない。「おっ、被っている!?」と思っても、ヘルメットではなくキャップで肩透かしを食らうこともある。それでも着用者は増えている。特に高齢男性の着用が増えている。
 とは言え、普及率は3%にも満たないだろう。ヘルメットを被ってママチャリを漕ぐ女性のことを失礼にも珍しいもののように見てしまう。
 ヘルメット着用が普及しない理由は、たくさんありそうだ。
 自転車用ヘルメットが安いものではないことは、大きなマイナス要因と考えて間違いないだろう。軽量なスポーツタイプだと1万円を超えるものも多い。そんな高価なものを普段危険を感じることなんてないし、長年自転車に乗っていても一度も事故にあっていないのに買うのは無駄に感じられる。身の回りで自転車事故があっても、擦りむいた程度の軽症が多い。スポーツタイプの自転車に乗るならいざしらず、ママチャリに乗っている限りヘルメットが必要だとは思えなくても仕方ない。
 また、ヘルメットの扱いに困惑しそうだという心配もある。ヘルメットを自転車とともに駐輪場に置いていくと盗まれたりイタズラされそう。だからといって、かぶったまま電車に乗ったり、買い物したりするのは場違いな感じがするし、抱えて持ち歩くと邪魔になりそう。そんなイメージがある人も多そうだ。
 ぼくはサイクリングを趣味だと公言するぐらいに自転車が好き。当然、スポーツ用サイクルヘルメットを持っている。いまだかつてヘルメットが必要だと感じたことは一瞬もないけれど、サイクリング目的で自転車にまたがるときは相棒のようにヘルメットを着用している。 
 そんなぼくも、通勤や買物のときはヘルメットを着用していない。理由は、先に書いたように自転車を降りた後のヘルメットの扱いに困ってしまうからだ。
 降りた後のスマートなヘルメットの扱い方ってないものだろうか?長年被っていても全然思いつかない。それさえ分かれば普及に貢献できるのに!