by 唐草 [2023/11/06]
ぼくの仕事用PCはゲーミングPCでもある。
だが、仕事用の事務椅子に座ってゲームをすると体の収まりが悪い。プログラムを書いたりデザインをしているときは何時間でもPCに向かっていられるのに、コントローラーを握ってゲームをすると2時間で体が凝ってくる。モニターを繋ぎ変えて別の場所でゲームをすれば半日ぶっ通しで遊べるというのに…。
それが不思議だったが、ついに原因の特定に成功した。
ゲームで遊ぶには、椅子の高さが合っていなかった。
仕事用PCなのでキーボード・マウス環境に最適化している。座ったときに膝が直角になり、そして腕を自然に動かせる高さだ。でも、それだとゲームで遊ぶには少し椅子が高かった。
座面を下げて足を投げ出して座れる高さにしたら途端にコントローラーで遊びやすくなった。
これに気づけたのは偶然。
ぼくは数年前から仕事椅子を買い替えると言っている。しかし、ぼくが狙っている高級椅子は新品をそう易々と買える値段ではない。中古を狙っているが店頭には滅多に並ばない。そうこうしているうちに新モデルが発売される。そんな負のサイクルから抜け出せないまま時間だけが過ぎていく。
先日も新しい椅子の情報を指を咥えながら確認していた。新製品は、新機構で姿勢を変えても目の位置が変わらないことを売りにしていた。どんな作業も、体への負担なくこなせるそうだ。
メーカーは目の高さを一定にできることを売りにしている。だが、ぼくには正反対のメッセージが伝わってきた。
従来の椅子は姿勢を変えれば目線を保てないと負けを認めているように見えた。
そして気づいた。ゲームで遊んでいるときと仕事をしているときでは姿勢が違うことに。その違いは、背もたれの使い方が別になるほど。
姿勢が異なれば、視線の高さも異なる。
という訳で、ゲームで遊ぶときに座面を下げたらこれがうまくハマった。今までの足の置き場に困るような不安定さが解消した。
快適にゲームで遊べるようになったのはありがたいが、その高さでは仕事をしにくい。PCに向かう目的に合わせて、毎回椅子の高さを調整するのは面倒だ。