by 唐草 [2023/11/07]
久々にカマンベールチーズを食べたら最高に美味しかった。白カビに覆われたちょっと柔らかいカマンベールチーズこそぼくが理想とするチーズだと断言していい。お酒好きなら酒のあてとしてワイン片手に食べるのだろう。また、料理好きなら炙ったり一手間を加えるのだろう。
ぼくは、酒好きでもなく、料理も得意でない。純粋にチーズが好きなだけなので、そのままのチーズを、カートゥーンのネズミのようにモリモリ食べる。
カマンベールのチーズらしい濃厚さにハマっている。濃さだけを追い求めればブルーチーズやゴルゴンゾーラなどもっと濃いものもある。でも、これらは濃すぎる。クリームソースの隠し味に使うなら大歓迎だが、チーズ単体で食べると内臓がチーズになってしまうような重い濃さがある。カマンベールは、濃いが濃すぎない。チーズだけで美味しく食べられる最大の濃さという感じ。
カマンベールの美味しさに目覚めた今、冷蔵庫に大量のカマンベールチーズを備蓄したいと思っている。だが、それは現実的なアイディアではない。
自分で買うとなるとちょっと手を出しにくい。カマンベールはチーズの中でもやや高い部類。いわゆる6Pチーズサイズ一切れで100円以上する。金銭的な負担も少なくない。
お金の話もあるけれど、味に関しても未知数と言わざるを得ない。
これまでにもカマンベールは何度も食べたことがあった。その度に美味しいチーズだと思っていたが、今回ほどの感激はなかった。つまり、カマンベールならなんでもいいというわけではなく、今回食べたカマンベールチーズの味がぼく好みだった可能性がある。
ちなみにぼくが感激したチーズは、Presidentというたいそうな名前のブランドのチーズ。本場フランスのチーズらしい。
近所のスーパーマーケットにはPresidentの製品は並んでいなかった。売り場にあったのは雪印のものだけだった。
雪印のWebを覗くと日本人向けの味わいのチーズだと書かれている。これがぼくにとっての不安材料だ。それはマイルドでパンチに欠けたということなのでは無かろうか?
あぁ、チーズ道楽の沼にハマりそう。