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虫歯の自覚

by 唐草 [2024/02/23]



 先月受けた歯科検診で虫歯が見つかった。歯医者で手鏡を渡されどこが虫歯なのか説明を受けたが、素人目には何の異常も見出だせなかったと先日書いた。
 虫歯発見から約3週間経った明日から治療が始まる。今回の虫歯の早期発見は、果たしてどれだけのメリットをぼくに与えてくれるのだろうか?ぼくにはよく分からない。
 虫歯治療の効果に対して疑問をいだいているのには大きな理由がある。虫歯の自覚症状がほぼ無いからだ。
 これまでに数度虫歯治療を受けたことがある。そのいずれもが、歯の痛みを自覚してから慌てて歯医者の予約を取って、痛みに耐えながら - ときに痛み止めを飲んで - 治療日を指折り数えていた。何もしていなくても歯が痛いし、患部である歯以外の頬骨なんかも痛いような錯覚に襲われたこともあった。また、温かいものや冷たいものを飲んだり食べたりすると歯にしみることもあった。
 だが、今回は未だに痛みは感じていない。虫歯であることを自覚して神経質になっていてもおかしくないのに何も感じていない。全身全霊を虫歯があるとされる歯に集中して冷たい氷水を飲んだとき、かすかにしみたような気がした程度だ。
 虫歯とは別にぼくは考え込んだときに奥歯を噛みしめる悪い癖がある。ゲームを作っているときなんて噛み締めっぱなしになっていることだろう。幸い奥歯が割れるほどではないが、やや摩耗しているので要注意だと歯医者に釘を差されている。その噛み締めた奥歯の方が、虫歯とされる歯よりも違和感を覚えることが多い。
 いよいよ治療が始まるというのに、正直なところぼくは未だに自分に下された虫歯判定を信じられずにいる。もし、先日の診断を受けたのが20年来のかかりつけ医ではなく、初めて訪れた歯医者だったらヤブ医者呼ばわりしていたかもしれない。
 痛くないことは幸い。こういう呑気な記事を書けるのも早期発見のおかげ。だが、治療が終わっても、治療前後で違いを感じられそうにないので治療の効果と成果を実感できないだろう。そして、この先もずっと本当に虫歯はあったのだろうか?という疑問を抱えて生きていくことになる。