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リボンに巻かれて

by 唐草 [2021/09/01]



 OSはプロプライエタリなmacやWindowsを使うとしても、せめてアプリだけはオープンソースを使いたい。そう願うオープンソース信奉者のぼくだけれども、MS OfficeやAdobe CCなどのプロプライエタリなアプリ使用を止められないでいる。
 Adobeは使いたくて使っているが、MS Officeは望んで使っていない。周りに合わせて使っているというだけに過ぎない。
 とは言え、Office系アプリでもっとも充実しているのがMS Officeであることは認めざるを得ない。Appleのは見た目こそ良いが、機能が限定的。オープンソースのLibraOfficeは、大容量データの扱いに弱い印象がある。
 そんな訳で、毎日渋々MS Officeを起動する。課題レポートもdocx形式での提出を求めるし、事務に渡すデータもxlsx形式だ。
 ぼくがMS Officeで納得できないのは、ドキュメントを開くのに時間がかかること。数十KBの小さな書類を開くだけでも、もっさりした感じがする。学生のレポートを採点するときは提出ファイルを一気に開く。30個も同時に開くと新規ウインドウが1つずつ増えていくのを目で追えるぐらいに遅い。
 4年前のモバイルCore i7 + 16GBメモリ + SSDでパワーが足りないのなら世間の多くの人がぼく以上に遅さに苦しんでいるだろう。なんでこんなに起動が遅いのに許されているのだろう?Windows 98の頃に起動が遅くて反応も鈍かったので、アイコンを連打してしまって大量に新規ドキュメントを開いてしまったときから変わっていないじゃないか。
 それとも、ぼくの設定の何かがマズイのだろうか?色々試した結果、1つの結論にたどり着いた。
 リボンUIを閉じておくとだいぶマシになる。どうやらドキュメントを開く処理に時間がかかっていたのではなく、開いた後のコンテクストメニューの初期化に時間を要していたようだ。なんというか、力を入れる部分がズレている感じ。MS Officeのこういうところが好きじゃない。