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99%透明人間

by 唐草 [2023/01/06]



 昨年末からカラクサラボの活動を再開して痛感したことがある。
 それが、発信力が激減しているという致命的な問題。
 10年以上活動していなかったのだから発信力や求心力がゼロになっているであろうことは分かっていたつもりだった。でも、実際に情報発信のチャンネルがなく、多くの人に情報を伝えられない現実を突きつけられると心に刺さるものがある。
 その感情は、誰も知らない土地に放り出された孤独感とは違う。新たな土地なら「知らん場所だし仕方ない。これから頑張るか!」と前向きに状況と向き合えたかもしれない。
 今の感じは知った場所にいるのに誰にも気づいてもらえない状況に近い。いうなれば声も出せない透明人間になってしまったようなもの。
 この情報が溢れているご時世、SNSで発信場所を確保できていないのは存在していないのとほとんど同じ。この状況に陥ったのは完全にぼくの落ち度。後悔してもすでに遅い。
 ぼくは性格的にSNSを長続きさせられない。Twitterのカラクサラボアカウントも一度リセットしているし、ゲームコミュニティーで使っていたTwitterアカウントも全消ししている。「フォローしている人の発言を全部読まなくちゃ」と思っているうちに面倒くさくなってしまう。だったらフォローする人を厳選すれば良いのかもしれないけれど、それって他人に優劣を付けているみたいで好きになれなかった。結局、誰もフォローしないのがぼくにとってもっとも疲れない方法だった。同じようにDiscordのコミュニティーも抜けてしまった。そしてぼくは消えた。
 古い人間のせいかもしれないけれど、最後に行き着くのは個人サイトに併設されているような小さな匿名の掲示板とかコメント欄。相手が誰かわからず、全部読める範囲が心地良い。それは自分の投稿も読んでもらっているだろうという期待も大きい。
 とは言え、ぼくのやり方は今の時代だと存在しないのと同じ。性格的にSNSと噛み合わせが悪いぼくだが、SNSにしがみつくしか道はないようだ。
 今いるフォロワーの方だけが、Twitterをもう一回頑張ってみようという唯一の心の支え。ありがとうございます。