by 唐草 [2022/04/11]
家の整理を続けていたら思わぬものが見つかった。Windows 2000(以下2K)のインストールディスクだ。プロダクトキーも付いている。
2Kが発売されたのは、ちょうどぼくがMacへ乗り換える直前。だから、OSを手に入れたのにほとんど使わないというもったいないことになった。25年ぐらい前のことだが、今こそ過去の過ちを正すときかもしれない。
そう言えば、xpもあまり使っていない。いろいろなところで触ったし、導入済みPCを買ったこともある。でも、95から最新の11に至るまでの一般向けWindowsの中でディスクからクリーンインストールをしたことがないのは、xpとMeだけ。Vistaですらあるというのに!
一度ぐらいはxpのインストール画面を見てみたい。それも今となっては叶わぬ夢か。
と思っていたが、xpのインストールディスクイメージが事実上のマイクロソフト公認で配布されているという驚きの事実を耳にした。インターネット・アーカイブでひっそりと配信されていたのだ。
サポートが終了したのでマイクロソフトのWebページには置けない。でも、ディスクイメージを配布しないと不都合がある。そんな板挟みが、インターネット・アーカイブを使うという妥協案を生み出したのだろうか?
さっそくxpのディスクイメージをダウンロード。
インストールは数分で終わり、再起動は一瞬だった。最新PCで動かすとこんなにも速いのか。
久々のxp。青いタスクバーが懐かしくも、ダサくもある。史上最悪のブラウザことIE6しか搭載していないOSで何ができる?マインスイーパーとソリティア?それだってライセンス認証できていないので30日の命だ。
使うあてが思いつかない。思いつかないんじゃなくて、本当に無いんだろう。インストールを体験できただけで十分だ。きっと2Kも同じことになる。それが分かっただけでも大収穫だ。
プロダクトキーごとWindows 2000を捨てる覚悟ができた。25年前の過ちを正すなんて考えがアホだった。