by 唐草 [2023/01/16]
週末おとなしくベッドに横たわっていたので腰はだいぶ良くなった。雪道を歩くときのように慎重だがおぼつかない動きで良いのであれば、杖に頼らなくとも歩けるまで回復した。とは言え再発が怖いので、まさに転ばぬ先の杖という感じで杖にすがっている。
ギックリ腰はいつだって不意打ち。今回は押入れの衣装コンテナを取ろうとしたのが原因。低い位置のものを取るときはいつも注意を払っているけれど、高い場所のものを取る機会は少ないので油断してしまった。マンガ的な「グキッ」という瞬間はなかったが、ギックリ腰と20年以上付き合っているから分かる「やっちまった」感はあった。
20年来の付き合いがあるとは言え、ギックリ腰にどう対処するのがベストなのかわかっていない。毎回、腰痛用コルセットをキツく巻いて息苦しいまま横たわっているだけ。
ロキソニン湿布を貼ったこともあれば、バンテリンを塗りたくったこともある。でも、効果はいまいち。やはり筋肉痛とは違うようだ。
筋肉痛や関節痛の治療は冷やすだけではない。症状によっては温めたほうがいい場合もある。どちらが良いのかを素人が判断するのは難しいが、一般的に「痛めた直後で腫れているときは冷やし、慢性的な痛みは温める」と言われている。果たしてギックリ腰は、どちらなのだろう?
ちょっとマシになった今日は実験も兼ねて温熱療法にチャレンジしてみようと思い至った。うまくいけば儲けものだし、失敗しても症状が悪化しそうなほど状態は悪くない。
先日から活用している電気湯たんぽを用意した。約2kgの湯たんぽを割れ物のように丁寧に扱うのは腰のため。
そしてはたと気づく。
どうやって湯たんぽを腰に固定するのか考えていなかった。
お灸のようにうつ伏せで腰の上に置くのは、危険な姿勢なので却下。仰向けにして腰の下に入れるのは姿勢的にも無理だし、布製の湯たんぽが潰れる危険もある。腰に縛り付けようにも紐で縛るのも無理そう。そもそも湯たんぽを腰につけようとしたのが間違いなのだろう。
あぁ、せっかくの湯たんぽが温め損に終わった。