カレンダー

2020/11
30     
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

氏名の順序

by 唐草 [2020/09/23]



 姓と名のどちらを先に書くかは文化によって異なる。民俗学とか社会人類学なんかを紐解けば、名前表記をめぐる壮大な歴史ドラマがあるのかもしれない。とは言え、多くの人が人類の足跡のことなんて露とも気にせず自分の名前を書いていることだろう。
 ぼくは生まれも育ちも日本語文化圏。だから姓を先に書いて名を後に書く。これは日本に限ったことではなく、漢字文化圏で共通。文化の伝播を理解できる一例だ。
 ぼくらにとって馴染み深い姓名の順は世界的には少数派らしい。多くの国では、名が先で姓が後。中学生になって英語の授業を受けたときに初めてアルファベット(と言ってもローマ字)で氏名を書いた。その時は英語表記ということを強く意識して名から書くように先生から指導された。いつもと違う書き方に座り心地の悪さを感じると同時に、ちょっぴり背伸びをして大人になったような気分にもなった。
 このエピソードを書くと世代がバレるだろう。今では、アルファベットで自分の名前を書くときも自分の属する文化を尊重するようになっている。日本人なら名字から先に書くのが良いとされている。
 ぼくは自分の名前をKARAKUSA Taroのような感じで英語表記をしている。すべて大文字で書くことによってこっちが姓だと静かに主張を試みている。これがネイティブに通じているのか、それともただの自己満足なのかはまだ明らかになっていない。
 海外のアプリを使うとプロフィール入力欄が名が先で姓が後になっていることが多い。文字は翻訳するけれど、フォームまではローカライズしないというパターンだ。
 今日、Zoomもこのパターンだということに気がついた。使用する上でまったく問題はないのだが、漢字表記なのに名前が先になっていると違和感が拭えない。自分の名前のように思えない。
 これを直すには、プロフィールで姓と名を逆に登録するのが手っ取り早いだろう。だが、それは本質的な解決からは程遠い。アルファベットで氏名を登録するほうがまだマシだ。
 Zoomは先日のアップデートで上座に対応したと聞いた。それより先にやることあるんじゃないのか?それともぼくが何かの設定を見落としているのだろうか?