by 唐草 [2015/08/21]
コミケから一週間経過したのか。なんだか、まだ一週間なのかと感じている。なんとも複雑な気分だ。
イベント前の一週間ぐらいは、宝箱を作ったり、缶バッジの巨大なサンプルを作ったり、価格パネルを作ったりと準備に追われていた。楽しい忙しさに追われていた一週間だったので、あっと言う間に時間が流れていった。その矢のような充実した時の流れからすると、今週は実に凡庸な一週間だった。
なんだかイベントに参加していたのは、遠い昔のことのようにすら思える。見慣れぬ刺激に溢れた1日だったので、イベント当日のことは昨日のことのようにありありと思い出せる。でも、あれがわずか1週間前のことだったとは思えない。カレンダーを見つめて指折り数えても確かに7日しか経っていない。でも、絶対にもっと前のことのように感じられる。
この感覚ってなんなんだろう?
年を重ねると時間が経つのが早く感じられるようになるとよく言われている。ぼくも、なにかとそのことを理解する瞬間が増えてきた。授業をやっているときは、1ヶ月なんてあっと言う間だ。
「まだ一週間しか経っていないのか」という形で、時の流れが遅いように感じたのは本当に久しぶりな気がする。ここ何年もそんな感覚は味わっていなかった。
いったい何が、こうも時の流れを遅く感じさせているのだろう?
非日常的なキラキラした世界を垣間見てしまったので、相対的に普段の世界が色あせて見えているのだろうか?それとも、会場の不思議な空気に包まれて少しだけ若返ったのだろうか?