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55℃

by 唐草 [2024/02/04]



 ペット用のミニ電気カーペットを買った。爪とぎをしたり電源ケーブルを噛んで感電死する心配があったので長年購入を見送っていた。でも、猫が増えて暖かい場所の奪い合いが激化したので購入を決意した。
 感電に関してはほぼ杞憂だった。電源ケーブルはプラチューブに覆われていた。伝熱面はカバーが2重になっていて、いくら猫の鋭い爪でもちょっとやそっとでは届きそうになかった。それでも心配なので、布製のキャットドームの下に敷いて、猫が直接触れないようにしている。
 導入によって猫の分布と勢力図は変わった。奪い合う場所が日当たりの良い出窓から、ホットカーペットを仕込んだキャットドームになった。何のことはない、争いの場所が右から左へと移っただけだった。
 それでも暖かい場所が増えたことには違いない。ドームを取れなかった猫が寒さに震えるのではなく、出窓で気持ちよさそうに寝ているのを見られただけでも買ったかいがある。
 ただ1つだけ気がかりな点がある。
 購入したホットカーペットは2.5℃刻みで10段階に温度設定ができる。これだけを見るととても優秀な製品に見える。事実、これが購入の決め手の1つだった。
 だが、そこに落とし穴があった。
 最高温度に設定すると55℃になる。いくら暖かい場所が好きな猫用とは言え、高すぎる。低温火傷してもおかしくない。ちょっと設定を間違えれば猫を傷つけかねない危険なアイテムだった。中国産の暖房器具には炎の絵が添えられていることが多いが、このカーペットの炎の絵もまんざら嘘ではないのかもしれない。
 だいたい55℃なんて何のために設定できるのだろう?パン生地の発酵にでも使えそうかと思ったが、高すぎる。調べたところ55℃は甘酒の発酵に最適らしい。あまりにもニッチな用途だ。
 厄介なことに電源を入れると最高温度設定で起動する。なので、毎日電源を入れる際の設定温度再設定が欠かせない。それだけが手間。せめて前回の温度を記憶してくれればよかったのだが。
 ちなみにうちの猫は40℃設定がお好みらしい。ちょうどお風呂と同じぐらいの温度。55℃設定はオーバースペックにも程がある。