by 唐草 [2022/03/19]
先月、初代カラクサラボサーバ機を処分して以来、自宅のIT機器の整理を進めている。古いサーバを廃棄したことで踏ん切りがついたかのような流れだが、真相は逆。整理したいという想いが高じて、手っ取り早く目に見える成果を得るために大きなサーバ機を思い切って廃棄したというのが正しい。
だが、ミドルタワーケースの大きなPCを処分したというのに部屋の見た目はほとんどど変わっていない。ジャンクヤードのように様々な機器が放置されているので、PC1台なんて氷山の一角に過ぎない。人がまともに生活できそうな環境を取り戻すには、あと3台ぐらいPCを処分する必要がありそうだ。
久しぶりに大きな地震があったことで片付けに対するモチベーションが高まった。幸いにも我が家は何の被害もなかったが、無造作に機器を積む危険性を思い出せた。行動を起こすのに早すぎることはない。この機を活かして整理を更に進めよう。
想いとは裏腹に作業の進みは芳しくない。
先日処分したサーバは故障していて実働に耐えるものではなかった。だから、ある程度思い入れがあってもどうにか手放せた。だが、それ以外の機器はどれもちゃんと稼働する。思い入れの深い機器も多い。捨てようと思ってもなかなか踏ん切りがつかない。
「まだ使える」とか「また使うかもしれない」というありもしないことを考えて、何度も自分の手を止めている。この言葉は、どんな物の整理でも人の心を惑わせる。
処分しようとしているのが、服や書籍、雑貨だったらもう一度使うかもしれない。IT機器は違う。新品同様にキレイで完璧に動作していたとしても、古い規格を使うことはない。今更フロッピーなんて使わないのと同じだ。
使えるかはなく、規格の互換性で処分の有無を考えた。
その結果、古いWi-Fiアクセスポイント2台と100Mbpsのハブを処分するという決断を下せた。まったく問題のない機器を捨てるのはもったいないような気がしてならないが、これが日進月歩なIT機器の宿命なのだろう。