by 唐草 [2022/06/14]
先週、キーボード購入に迷っていると書いた。軽量小型のワイヤレスキーボードを探していたのだが、どの製品も一長一短あり決め手に欠けていた。
ぼくはキーボードオタクなので、思い描いた100点満点の理想的なキーボードと比較して品定めをしていた。自分の想定とキー配列や接続方式が違うとドンドン減点される。どの製品も60点ぐらいのギリギリ及第点という芳しくない評価になっていた。
これではいつまでもキーボードが買えない。ありもしない理想を語り現実を直視しない姿は、年甲斐もなく努力もせずに夢を追う自称芸術家と同じだ。目も当てられない。理想的なキーボードがほしければ、フラウドファンディングでもすればいい。
痛い自分に気づいたので、評価を減点から加点に変更した。そうしたら、あっさりと決まった。
購入したのは、Logicool製のK380。3台の機器とペアリングできるのがセールスポイント。Windows, Mac, Androidの3台でキーボードを共有できるのは便利そうに思えた。
ただ、気がかりな点もあった。キーヘッドがタイプライターのように丸いことだ。減点方式で採点したときは、丸いキーヘッドで大幅減点していた。丸いキーヘッドが少ないのは、使いにくいからかもしれない。見た目が良くても使いにくかったら意味はない。
実物が届いたので、簡単にレビューを書いておこう。
3台ペアリングはスムーズで使いやすい。でも、ぼくのようなPCオタクでもなければ複数台のPCを並べて使うなんてことはないだろう。一般向けにはややオーバースペックな印象だ。
また、Androidにキーボードだけをつなげても使い勝手はいまいち。文字の入力は早くなるが、他の操作で画面をタッチしなくてはならない。タブレットをスタンドに立てかけるか、マウスを繋げる必要がありそうだ。
そして懸念の丸キー。キーピッチが18mmと狭いこともあり、慣れるまでミスタッチが多かった。でも、慣れてしまえば意外にも問題はない。
一番予想外だったのは、やや重いこと。こればっかりは実機に触れないと分からない。