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手書きマップ

by 唐草 [2013/11/02]



 ドラクエXの日課に指定されたエリアで素材の探索をするというものがある。やってもいいし、やらなくてもいい。そんな規模の小さなクエストだ。
 この素材の探索、ハッキリ言って不人気だ。
 まず、指定のエリアが遠いことが多く移動に時間がかかる。また、フィールドに点在する素材を見つけ出すには、盗賊に転職してダウジングのような特技を何度も使って素材の場所を調べる必要がある。さらに回収指定数が多いため、一度の探索では終わらず何度も来ることになる。
 時間がかかるし、経験値も入らないので不人気なのだろう。
 確かに面倒なことは認める。
 でも、ぼくはこの素材回収が好きだ。毎日やっている。
 だって、結構お金になるんだもの。
 ぼくのような素材回収マスターになってくると、各エリアの素材の場所を何となく覚えている。だから必ずしも盗賊に転職しなくても回収できるエリアというのも存在している。とは言え、それもわずかなもの。
 大半のエリアは素材の場所が多すぎて覚え切れていない。
 素材回収においてもっとも面倒なのは、ダウジングの作業。1回のダウジングに時間もかかるし、範囲も広くない。ちょっと動いては、何度もダウジングを繰り返すことになる。
 そこで、素材の位置をメモすることにした。出現ポイントは固定なので、一度メモを取れば何度も使い回せる。それに場所をメモしておけば、回収の際のコースを最適化しやすい。
 メモをとってみて分かったが、複雑な地形のメモを取るのは容易いことではない。画面に表示されるマップを見ながら、見よう見まねで書いてみたら縮尺が狂って妙な地図になってしまった。また、デジタルデータで用意するとメモの記録が面倒になる。やはり手書きで処理したい。
 なにか精密にメモを取る方法はないだろうか?
 悩むこと数日。究極の答えにたどり着いたと思う。
 モニターの明るさを最大にしてマップを表示。そうしたら画面に紙を置いてトレースだ。
 驚くほど精緻な地図が、プリントアウトするより素早く完成する。あとは、ダウジング結果をプロットしていくだけだ。
 これで何度もダウジングする手間から解放された。素材の回収がさらに加速する!
 こんな具合にアナログな手法が最適な解だということだってあるんだよ。