by 唐草 [2014/02/28]
先日のこと。ふと、物欲が目を覚ました。
新しいPCが欲しくなった。物欲の悪魔が、消費税が上がる前に買ってしまえとぼくをそそのかしている。
ぼくが、気になっている製品は2つある。いや、むしろ2つしかないと言った方がいいかもしれない。
数多あるPCの中で、ぼくの琴線に触れるのは相当尖った商品だけである。
1つは、Intelが提唱する超小型PCであるNUC(Next Unit of Computing)の自作キット。11cm角ぐらいで厚さは3cm程度。超小型で省電力なデスクトップPCだ。性能は標準以上のものであり、よっぽどハイクオリティーな3D処理や超高速でのビデオ処理でも要求しない限りは、十分な性能がある。これを見た後だと、Mac miniですら時代遅れの大きなPCに見えるし、ぼくの机に鎮座する旧世代のMac proなんてメインフレームか何かのように巨大な壁かなにかに見えてしまう。もうデスクトップだってポケットに入れて持ち歩ける時代だ。
もう1つは、Surface pro 2だ。Microsoftが作るWindowsタブレットの最新型。タッチパネルのタブレットが出て以来、ぼくはノートパソコンの時代は終わったと考えている。机に座って長時間作業するような場合は、キーボードやマウスが有利なのは確かだ。でも、外で作業をする際にそれらの付属品はジャマになる。携帯することに特化するのであれば、タッチパネルを搭載したタブレットこそ理想の形。PCの汎用性とタブレットの携帯性を併せ持つSurface pro 2は、今あるタブレットの中では最高の品であると断言できる。
さて、どちらを買おう?
両方買うという選択肢は、ぼくの中に無い。
予算面の問題もあるけれど、2台持っていても持てあますだけだ。使わないものを買うほど愚かなことは無いだろう。
基本引きこもりのぼくにとって携帯性はあまり意味を成さない。冷静に考えるとNUCの方が、賢いお買い物に思える。
でも、タブレットの方が"おもちゃ"として遊べそうに思える。
冷静さが選ぶNUCか?好奇心が選ぶSurfaceか?
なかなか難しい選択だ。