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駅までの道はあみだくじ

by 唐草 [2018/09/12]



 人生は、選択の連続である。今日の昼食に何を食べるかといった小さな選択から、就職や結婚といった人生を直接的に激変させる大きな選択まで様々なものがある。バタフライエフェクトの話が好きなぼくは、コンビニでおかかおにぎりを買うのか、それともシーチキンマヨを買うのかで明日の世界が激変するのではないかと密かに期待している。つまり、今日、こうして日本がどうにか平和なのは、ぼくが3ヶ月前にシーチキンマヨおにぎりを買ったからかもしれない。
 さて、選択に関してぼくを日々悩ませている課題がある。それは、駅までの経路である。どの道を通って駅に向かうかと言う単純そうに見えて、実は奥の深い問題である。
 もし、シンプルに最短経路で駅へ向かいたいだけならこんなにも頭を抱えていることはない。経路の組み合わせに量子コンピューターを用いる必要もない。Googleマップで調べれば、一番短い経路が1秒もかからず出てくる。
 ただ、Googleが示してくれた最短経路がベストな道程かと言うと、そうも言い切れない部分がある。ぼくは自転車での移動を想定しているのだが、Google導き出した経路は自転車向きとは言い難い経路だった。確かに走行距離は最短だが、曲がる回数も多いし、見通しの悪い裏道に頼る部分もある。細い道を注意深く走るので、結果として時間が余計にかかってしまうだろう。
 ぼくが最寄り駅に向かうための道は何種類も存在する。それらをどう組み合わせるかを考えるとかなりの組み合わせパターンが発生する。
 例えば、大通りだけを選択する経路。これは、曲がる回数が3回ぐらいで済むし、車に並走するようなハイペースで自転車を進めることができるので時間だけなら最短になりうる。でも、一度信号に引っかかると連鎖的にいくつもの信号に引っかかってしまうリスクが有る。
 また、信号のないところで横断しても平気な交通量の少ない道をつなぐという選択肢もある。これだと信号に影響されにくくなるので移動にかかる時間が安定する。
 何を重視するのかで経路の選択は大きく変わってくる。
 また、通り慣れている道だと信号のつながりも頭に入っている。橋にかかる1つ目の信号で引っかかってしまった場合、一見時間のロスに感じられるが、信号が変わると同時に飛び出し平均時速24km/h以上をキープできれば、その先の信号が綺麗につながる。一方、点滅し始めで渡ってしまうと、その先のつながりは最悪だ。この場合は、2個目の信号であえて停まって裏道に入って行くと信号の関係で車が少ない状態になる。また、Googleオススメの裏道は通学路なので、夕方は小学生で渋滞している。
 こんな具合で経路選択は、経路、道の太さ、交通量、時間、信号のタイミング、そして天気などの要素が複雑に絡まり臨機応変に変わっていく。こういうことをしっかり把握した交通案内は実現できないのだろうか?
 駅まで足をつくこと無く気持ちよくぼくをナビゲートしてほしい。駅までの道程をタイムアタックのように急ぐ必要があるかと言われると答に窮してしまうが、一度も止まらずに目的地にたどり着く気持ちよさは一度知ると癖になってしまうものだ。その気持ちよさをテクノロジーで実現してほしい。