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過激な省エネ機構

by 唐草 [2019/09/01]



 今のスマホはとても堅牢な製品だ。モーターの動力で動くパーツもいなければ、物理的なスイッチもない。使っているうちにダメージが蓄積される可動部が少ない。だから、落としたりしない限り壊れることはない。
 そんな堅牢な商品であるにも関わらず、大勢の人が数年おきにスマホを買い替えている。多くの人が買い替えを検討するのは、バッテリーの劣化がきっかけではないだろうか?屋外で使うスマホは、バッテリーがなければただの板である。処理能力やスイッチに問題がなくても、バッテリーがダメになっていたらもう何もできない。
 普段スマホを使っているときだって、バッテリーのことは頭の片隅にあるだろう。人によっては追加でモバイルバッテリーを持ち歩いていたりもする。現代を生きるぼくらは、バッテリーに支配されていると言っても過言ではない。
 ぼくのスマホにはバッテリーを消費させるアプリを検出するアプリが入っている。必要は感じているのだが、初めから入っているソフトなので消しにくいという理由でしぶとく生き残っている。OSのバッテリーログを分かりやすく表示してくれるだけの簡単なアプリだ。だから、長時間ゲームで遊んでいると大抵警告を出してくる。ハッキリ言って、おバカだ。極稀に暴走したままフリーズしたアプリを教えてくれるのが、唯一の見せ場かもしれない。まぁ、そんなこと数年使っていて1度しかなかったけれど。
 先日、タブレットを音楽プレーヤーとして使っていた。ところが、端末内の音楽を再生しているだけにしてはバッテリーの減りが早いように思えた。このタブレットのバッテリーも、そろそろ寿命なのだろうか?そんなことを思っていたらバッテリー警告アプリが通知を出した。
 「開発者サービス」が電池を食いまくっているとの警告だった。これはAndroidの裏方で動いている機能の総称。音楽しか聴いていないのなら裏方の出番は無いだろう。そう考えて、アプリの警告に従って「開発者サービス」を止めた。数年ぶりにいい仕事をしてくれた。
 そう満足したのも束の間だった。
 音楽の再生がおかしくなってしまった。まるで傷のついたCDを再生しているかのように曲が途中で止まったり、次の曲に進んだりを繰り返すようになった。
 どうやら警告に従ってぼくが止めた「開発者サービス」は、音声制御関連だったらしい。音楽を再生していたら音声制御が電池を消費させるのは当然である。誤検知とまでは言えないが、「節電のためにエアコンの電源を抜きましょう」というような過激な通知だったと言える。やりすぎだ。