by 唐草 [2017/01/15]
ヤマザキとナビスコが分裂してから初めてリッツを食べた。
生産は機械制御だし、原料の情報は共有されていた訳だし、ブランドだって変わらない。生産者が変わったところで、正直なところ何の影響もないだろうと楽観的に考えていた。
だが、その考えは間違っていた。
はっきり言って、別物になっていた。パッケージを開けてクラッカーを見た瞬間に違いがわかった。
まず、焼き色が違う。ヤマザキナビスコ時代はきつね色だったが、ナビスコ製はよくあるクラッカーのような淡い色をしている。全然焼き色が付いていないのだ。
そして、味もだいぶ違う。
ナビスコ製は、塩味が弱い。クラッカー表面についている塩の量が見るからに少ない。そして、塩味が弱いせいかショートニングの甘い味が目立っている。しょっぱいクラッカーから甘いクラッカーに変わってしまっている。
また、油分が多くなったのか食べていると指先に油が付いてしまう。古いリッツでもある程度の油分はあったが、明らかに増えた感じがする。
決してまずい訳ではない。でも、以前のヤマザキナビスコ製リッツのイメージで食べてしまうと、舌と頭が一致しないような感覚に襲われてしまう。
リッツはこれだけ変わっていた。果たして、オレオはどの程度変わっているのだろうか?