by 唐草 [2022/07/06]
職場のサーバ室の鍵の取り扱いを何度かミスっている。紛失や関係ない人に渡ったというような致命的なミスはない。せいぜい自宅に持って帰ってしまったり、所定の位置に戻さずに一晩放置したぐらい。
先日、どこかの自治体でUSBメモリを紛失して大騒ぎになっていたがサーバ室の鍵の取り扱いを鑑みると他人事ではない。ぼくが記憶をなくすほど深酒するような酒好きだったら、すでに3つぐらい鍵を紛失していたかもしれない。
他人のミスを前時代的だと一笑に付す前に、まずは自分の襟を正そう。
サーバ室の鍵は、配属された部屋にあるロッカーの中にしまうようにしている。仕事部屋もロッカーもそれぞれ異なる鍵がかかる。鍵の入った宝箱を開けるには別の鍵が必要というRPGみたいなセキュリティーだ。
サーバ室で作業する場合、大抵厄介な問題が起きている。それを解決して部屋に戻ったときは、安堵で気が緩むのだろう。他の鍵と一緒に鞄に入れてしまったり、全然別の引き出しに入れてしまうことがある。
そして、家に帰った後で鞄やポケットからサーバ室の鍵が出てきて焦ったり、鍵のかかったロッカーにしまった記憶が思い出せなくて青くなったこともある。こんなことを性懲りもなく何度も繰り返している。
これでは、せっかく厳重過ぎるほど厳重な保管場所を用意した意味がない。
ぼくは軽い強迫神経症的な性格で、いつでもありとあらゆる鍵を閉めたかどうか不安に感じている。施錠した鍵を何度もガチャガチャやったり、引き返して確認したりなんてことは日常茶飯事。それでも外出中はずっと自宅の鍵と自転車の鍵のことを考えている。
そんな性格なのに、どういうわけかサーバ室の鍵だけは無頓着。サーバ室の施錠は夢に見るほど不安に感じているのに物理的な鍵には意識が及んでいない。むしろ鍵を閉めたかどうかを気にするあまり、鍵そのものの存在への意識が低下しているような気もする。
この状況を打開する良い方法は無いものだろうか?やはり、タブレット交換方式だろうか?いや、この状況から脱するために転職するのがいいような気がする。