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理想への第一歩

by 唐草 [2011/11/14]



 タイトルこそ大仰だが、先日のコーヒー豆選びの続きです。
 ぼくは、自分がどんなコーヒーが好きなのかよく分かっていない。苦み系とか酸味系と言われても全然分からない。そもそも苦くないコーヒーなんてあるの?酸味系の一番酸っぱいのは、梅干しみたいなの?とか言ってしまう程度だ。
 今まで飲んでいたのは、やや苦み系の豆。苦み度は、5段階中3.5らしい。5段階評価なのに迷わず小数点を使ってくる近所のコーヒー屋。まったく、いい仕事してますね。
 苦み3.5でも苦いと思っていた。もう少しマイルドな方がいい。ここでぼくが考えた次の一手の候補は、先日も書いた以下の2個。

 1.徐々に苦みを下げていく
 2.一気に酸味方向へ
 
 迷いに迷った挙げ句、ぼくが選んだのは後者。酸味方向へと走ることにした。
 理由は簡単。酸味系と言われる豆の味を知らないから。とりあえず、苦みと酸味の対立軸がどんな具合になっているかを把握しておこうという作戦だ。豆の産地ごとによる差の影響を最小限にするため、酸味系のモカが数種類入っているというブレンドを購入した。
 "酸味系のコーヒーというものがお酢のように酸っぱかったらどうしよう"という不安と"それが杞憂であることの常識"がせめぎ合っているのを感じながら、ゆっくりと豆を挽く。
 つたないドリップ技術で淹れたコーヒーをブラックで飲んで理解した。確かに酸味と表現するのがもっとも一般的と思える味がかすかに存在している。よかった、酸っぱくなくて。
 苦み系より酸味系の方が好きかもしれない。一足飛び作戦成功の予感。