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小さいのが好き

by 唐草 [2012/03/27]

　最近、自由にキャラクターが作れるゲームが増えてきている。様々なゲームで用意されたパーツを組み合わせて自分好みのキャラクターを作ってきた。ゲームによってカスタマイズの幅は異なるが、可能な限り自分好みのキャラクターを作ろうと試行錯誤するのは意外と楽しい作業。出来上がったものや選んだものを見て、改めて自分の好みに気がつくこともある。
　ドラクエXの主人公を選んで確信した。ぼくは小さいキャラが好きなんだ。
　ぼくがドラクエXで選択したのは、上の画像のキャラ。「プクリポ」という小人だ。ゴツイ「オーガ」とかイケメンの「エルフ」などの他の選択肢には一切目を向けず迷うことなく「プクリポ」を選んだ。
　この傾向は今に始まったことではない。もう10年ぐらい前になるが、FFXIで遊んでいた時も似たような選択をしている。「タルタル」という丸っこい小人を使っていた。また最近だと、LOLというゲームで「Teemo」という丸っこい小人を使っていた。オンラインゲームでは、迷うことなく丸っこい小人を選ぶのがぼくのセンスらしい。
　オンラインゲームにおけるアバターは、まさに自分の分身。それも理想の自分を演じることができる分身だ。それなのにぼくは、どうしてカワイイ系の小人を選ぶのか。
　理由は簡単。カッコイイ系のキャラを選ぶのが恥ずかしいから。この一点に尽きると思う。無意識の消去法によりマッチョ、イケメン、セクシー系と露骨なダークサイドキャラは選択肢から外される。その上でカワイイと思えるものを選んでいる。その判断で条件に一番近い「プクリポ」を選んだのだろう。ぼくの中には、自分自身を美化することや飾り立てることを良としない価値観があるのかもしれない。
　またキャラクターの名前にも同じことが言える。ぼくは、ここでも「唐草」と名乗っていることからも分かるように日本語的な柔らかい名前を好む。これもアバターの選択と同じ価値観に基づいているのだろう。
　オンラインゲームの世界の中ですれ違う多くの人々が、どんな価値観に基づいて自分のアバターや名前を選んだのかを想像してみるとちょっと楽しい。さて、みなさんはどんな判断で自分のアバターを決めているのでしょうか？

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