by 唐草 [2012/07/11]
なぜ日本ではGoogleが発売するタブレット『Nexus 7』が買えないんだ。英語版でもいいから今すぐに発売して欲しい。こう思っている方はきっと大勢いるだろう。ぼくもそのひとり。
日本に住むぼくたちは、Googleの動向を注視しながら指をくわえて発売を待つしかないのだろうか。
いや、そんなことは無い。直接購入することはできなくても、個人で輸入する方法はいくつかある。それに今回の『Nexus 7』のように注目の集まる品なら、勝手に取り次ぎをして手数料をかすめ取っている抜け目ない業者が絶対にいるはずだ。
そう思って調べてみたら、案の定予想は的中。いくつかの業者が海外への発送を行っていた。
そんな商魂たくましい貿易商の手を借りれば、すぐに『Nexus 7』を手にすることができる。英語版になってしまうが、なんら問題無いはずだ。
ただ、正規ルートでの入手ではないので問題もある。まずは、保証。初期不良だったら泣き寝入りせざるを得ない可能性もある。
そして何より重要なのは、お金の問題。
ここまでは聞こえよく「貿易商」とか「抜け目ない業者」と呼んでいたが、実際はただの転売屋に過ぎない。そのため、少なくない額が加算されたスペシャルプライスでのご提供となっている。
額にして5,000円以上の上乗せだ。
20,000円以下のハードを買うのに5,000円の上乗せはかなり痛い。今すぐに必要なものだったら目をつぶれる額かもしれない。でも、おもちゃに近い感覚で買うにしては大きな差だ。正規品だったら上位モデルに手が届く額。
もしも覚悟を決めて転売屋から購入した翌日にGoogleから買えるようになったらと考えてしまうと、やっぱり買えそうにない。
こんな感じでぼくが持ち前の優柔不断さを発揮してウダウダと購入を逡巡している間に発売日は近づいている。我慢だ、今は我慢の時だ。
優柔不断が幸を成すときだってあるはずだ。