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忘れ物に気づく

by 唐草 [2024/05/04]



 思い起こせば昔からGWは、趣味の開発に没頭することが多い。仕事の横槍が入らないので集中できるのもいい。それ以上に暖房も冷房もいらない穏やかで温かい陽気が集中力をキープしてくれるのが大きい。
 今はゲームの細かい調整を繰り返している。攻撃力の上昇係数を2.65にするか2.675にするかが目下最大の悩みだ。この値は指数として効いてくるので、小数点以下の小さな差が後半の難易度を激変させる。
 とは言え、必要なものはほぼ揃っている。あとはアセットを使っているのでどこかに但し書きを付け加えるぐらい。気分的には、そういう面倒なことはすっ飛ばしてすぐにでも公開したいぐらいだ。
 とは言え、普段から権利表記などの面倒なことを蔑ろにしていると重要な局面で大きなミスをしがち。すべてを練習だと考え取り組むべきだろう。たとえマウスを動かすのを億劫だと感じるほど面倒であっても。
 そんな面倒事が残っているが、自分のゲームで遊ぶのは楽しいものだ。これまで作ってきたものがきちんと動くのを見るのは楽しいし、やや易しめのぼく好みの難易度に設定されているのもいい。自分の手料理に自分で舌鼓を打つのと同じようなもの。
 実行ファイルにビルドした自作ゲームで遊んで満足していたのだが、とんでもなく重要なことを失念していたことに気づいた。
 ゲームアプリのアイコンを作っていなかった。
 これはゲームの顔がないようなもの。言わば、ラベルのない商品を配ろうとしていたも同然だ。いくら中身が同じだとしても、外から判断できるものがないものに手を出したくはない。
 急いでアイコンの準備に取り掛かる。
 とは言え、今日まで一度たりともアイコンについて考えたことはない。どんなアイコンにするべきなのかのイメージもないし、他のゲームがどんなアイコンなのかの知識もない。だから、アイコンを作ろうと思っても気が焦るばかりで何も描けない。
 なんだか最後に最大の山場がやってきたようだ。
 文字中心のもの、キャラに焦点を当てたものなど作ったがなにか違う。暫定的だが、階段のアイコンがぼくの意図にもっとも近い。