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トラックボールをオススメします

by 唐草 [2024/04/16]



 昨日、マウス設定の最適化で作業効率を高められると書いた。ぼくはスクロール量が控えめ設定だったせいで、目的の場所にたどり着くのに無駄な時間を費やしていた。
 今のPCやスマホは初期設定でも快適に使える。それでも少し設定を調整することでもっと使いやすくなる。世の中にはカスタマイズして使うことが前提の製品もある。多ボタンマウスや左手デバイスなんかはカスタマイズが必須。ペンタブも補助ボタンを設定すると格段に使いやすくなる。
 ぼくが愛用するトラックボールもカスタマイズが欠かせない。トラックボールはマウスをヒックリ返したようなものだが、マウスと同じ設定だと使いにくい。このことが周知されていないので、初めて触ったときに「トラックボールは使いにくい」という第一印象を抱いてしまう。
 快適に使うためにはOSのマウス設定をいじる必要がある。
 Windowsの場合、絶対に欠かせないのが「ポインターの精度を高める」というオプションにチェックをいれること。「精度」が何を意味するのか全然分からないし、古いコントロールパネルにしか表示されないオプションだが、これが一番重要。有効にするとボールの移動速度に応じてポインタの動きが加速するようになる。指を動かす量ではなくて、速さでポインタをコントロールできるようになる。
 次いでポインタの速度。マウスより遅くするのがポイント。ボールが大きいほど遅くしたほうがいい。トラックボールはポインタを大きく素早く動かすデバイス。裏を返すとボールのわずかな動きに反応するので精度の高い動きが苦手。だから、速度を遅くしないと狙った場所にポインタを止められない。
 機器特性による得手不得手を把握するのも重要。ぼくはトラックボール歴10年以上だが、絵を描くどころか直線すら引けない。銃を撃つゲームにも向かない。
 得意なのはタブ切り替えやドラッグでポインタを大きく動かすアプリ。エクエルは相性がいい。指先の動きで操作が完結するので肩こり解消にもなる。
 違いを理解して最適な設定で使えば活きる場面は多い。色物デバイスだと思わずにトラックボールにチャレンジしてほしい。