by 唐草 [2016/08/18]
リフォームに向けての片付けもいよいよ終盤に差し掛かってきた。大掃除が生易しく思えるほどの家具の移動。もはや引っ越しレベルの梱包作業が連日続いている。
滅多に動かさないものをどかしたりするので、想像以上に手が汚れてしまう。素手で作業をしていると余計な掃除が増えてしまう。そこで、使い捨ての薄いゴム手袋を装着して作業に臨んでいる。
手にぴっちりとフィットする薄いゴム手袋は、まるでアレのよう。装着する度に「これからオペを始めます」という医者気分になる。ただ、暑い季節なんで作業を終えると手袋の中は汗でびっしょり。外すのに毎回難儀してしまう。
便利なゴム手袋が、まるでティッシュペーパーのように詰め込まれた四角い紙パッケージには、「ニトリ」と書いてあった。
ニトリと言うと家具屋のイメージが強い。皿などの日用品も取り扱っているが、この手袋のような消耗品を扱っている印象は薄い。ちょっと意外なメーカー名に驚いてしまった。でも、今のぼくのように家具の搬入などを行う際に手袋をつけていると何かと便利なものだ。相乗効果を考えると家具屋で手袋を売るというのは、理に適った組み合わせなのかもしれない。
ニトリと書かれた紙パッケージは、薄紫色をしている。ニトリと言えば、コーポレートカラーの緑色の印象が強い。なんか妙だな。
改めて紙箱を見て、驚愕した。
パッケージには、確かに「ニトリ」と書かれているが、それがすべてではなかった。
正確には、「ニトリル手袋」と書かれていたのだ。
企業名じゃなくて、素材名じゃないか!
しかもこの手袋、カインズホームのPB製品じゃないか。見慣れた「ニトリ」の文字列に騙されていた。