by 唐草 [2022/09/04]
ぼくは「まとめサイト民」だ。暇があれば、スマホ片手にまとめサイトを巡回している。だから、アクセス履歴はまとめサイトとまとめサイトの更新を掲載しているアンテナサイトで埋め尽くされている。
ぼくがまとめサイトに入り浸る理由は単純。匿名掲示板やSNSで話題になっていることは気になるけれど、自分で面白いネタを探す気力は無いからだ。労力を使わずに美味しいところだけつまみ食いしたい。そんな無気力さが、ぼくをまとめサイトへと導くのである。
最近、まとめサイトを見ていて思うことがある。まとめサイトという引用の皮を被った盗用まがいのクソみたいな文化の終わりはすぐそこまで来ている。そう強く感じている。
ぼくが利用しているアンテナサイトは、まとめサイトごとに表示・非表示を設定できる。好みではないサイトはどんどん非表示にしているのだが、その設定からまとめサイトの衰退がよく分かる。
リストには何十ものサイトが登録されているが、アクセスどころか名前を見たこともないものばかり。新着記事リストで名前を見ないということは、すでに活動を停止しているのだろう。
ぼくが非表示にしているのは、不自然なまでに恣意的なまとめで扇動しようとしているような記事を連発するサイト。それらに掲載されるのは、対立を煽り偏った意見集団を作ろうとしているような記事ばかり。小規模な世論操作を目的としているのだろう。
今、一番気になっているのが5年前ぐらいの人気過去記事を再掲載しているサイトが増えていること。新規記事でアクセスを稼げなくなったので古い記事を再利用しているのか?それとも、匿名掲示板の質が低下してまとめるべき事柄がなくなってしまったのか?たぶん前者だろう。
ぼくは今を手っ取り早く知りたいのでまとめサイトを利用しているのであって、面白い記事を読みたいわけではない。古い記事の再掲載をするサイトに用はない。非表示だ。
その結果、活動停止サイトと非表示が重なりアンテナサイトの更新リストの動きが鈍くなった。これがまとめサイトの終焉が近いと感じる理由である。追いきれないほど更新があった昔が、少し懐かしい。