by 唐草 [2024/01/27]
ようやく新しい電動歯ブラシを買えた。今月の初めに壊れて以来、3週間以上も空いてしまったのにはいくつか理由がある。普通の歯ブラシを使って手で磨くだけで十分なのではと思ったこともある。確かにこれは大きな理由の1つだが、最大のものではない。
ポイ活でAmazonギフト券をゲットしてから買おうと思っていたのが遅れた最大の理由だ。小石を積み上げるようにポイントを重ねてギフト券は目の前に迫っていた。だが、ゆっくりと進んでいるうちにAmazonポイントの失効が近づいてきた。
Amazonギフト券を手にするのが先か!?それとも指の間からスルリとポイントが溢れるのが先か!?静かなデッドヒートが繰り広げられていた。
どうも勝利の女神は努力とか継続と言った泥臭い言葉が好きなようだ。勝利の女神はポイ活に微笑んだ。こうしてぼくはギフト券とポイントをダブルで駆使して新しい電動歯ブラシをお得に手に入れたのだった。
だが、予期せぬ誤算があった。
ぼくが購入したのはPHILIPSの現行モデルで一番安価なもの。安さの秘密はスマホと連動するようなハイテク機能が無いからだけではなかった。格安スマホと同様に付属品が少ないことも安価の理由の1つだったようだ。
パッケージに入っていたのは、電動歯ブラシ本体、新品の替えブラシ1つ、そしてUSB充電台だけだった。充電台の先にあるはずの電源アダプターが入っていなかった。
梱包ミスではない。説明書には電源アダプターは自前で用意しろと確かに書かれている。
必要なのはDC5Vを供給できるUSB Type-Aが付いた電源アダプターだ。そう、一昔前のスマホ充電用電源アダプターだ。どこの家にでもあるであろうUSB対応の電源アダプターを使って充電できるからわざわざ独自の電源アダプターを付属させないという合理的な判断。地球にも優しいと言えるのだろう。
なぜPCの横で使うことなんて無いであろう電動歯ブラシが、USB充電台を採用しているのか理解に苦しんでいた。でも、製品を見て理解した。コストカットがUSB充電台を採用した理由だったのか。