by 唐草 [2016/01/03]
ぼくは、長らくお餅が好きだと信じていた。だが、その考えは誤りだった可能性が濃厚になってきた。
数年前まで年の瀬になると祖母が5kgぐらいのお餅を送ってきてくれていた。そのため、年末年始は毎日がお餅パーティー状態だった。冷凍保存を駆使して餅をカビさせないように維持しつつ、磯辺焼き、きな粉餅、お汁粉、お雑煮などを組み合わせて大量のお餅を効率良く消費していった。これが、ぼくのお正月だった。
だが、一昨年に祖母が体調を崩して以来、我が家に大量のお餅が届くことは無くなった(と言うか止めた)。
それでもお雑煮ぐらいは食べたかったので、市販の切り餅を購入してお正月を迎えたのが去年のお正月の話(2015年1月)。
その時買ったお餅が、まだ余っていた。賞味期限は平気だったので、今年のお正月のお餅は去年のあまりでまかなうことになった。
これでよく分かった。
今までお餅を一生懸命食べていたのは、お餅をカビでダメにしたくないという一心だったんだ。別に食べたくて食べてたわけじゃ無いんだ。
そうだよなぁ。お餅が好きだったら、お正月に限らず一年中食べたくなるもんだろうしなぁ。