by 唐草 [2016/01/13]
明日は今期最後の授業。制作した作品の講評会となる。
講評会のラストでは、毎回ぼくが学生の作品を手直ししたものを見せている。こっちは、こんなものをイメージしながらあれこれ喋っていましたと種明かしをする様なものだ。
学生からすれば「初めから見せてくれよ」と思う事だろう。でも、始めに見せてしまったら絶対にマネをしてしまう。マネでは勉強にならない。だからといって見せず仕舞いで終わっても経験値が増えない。だから最後に見せることにしている。
フリーテーマで作っているものなので、毎回様々なテーマが集まる。ぼくが得意としているテーマもあれば、そうでないものもある。だから手直しできるものは、自ずと限られてくる。今回で5回目の手直しだが、今回は自分のデザインパターンの引き出しの狭さを痛感した。
選ぶテーマが似通っているので、手直ししたものも似たテイストになってしまう。説明の都合で押さえなくてはならないポイントがあるとは言え、どうにも変わり映えしない。
学生は一度しか見ないから、授業的には類似したものでも構わない。でも、作ってるぼくが楽しくないんだよなぁ。もう少し引き出しを増やさないと。